学校法人常葉学園(静岡市葵区)が20日、常葉大の新キャンパスを開校、学部構成の再編計画を発表したことに伴い、富士キャンパス(富士市大淵)の閉校が決定した。
富士市側は富士地区唯一の4年制大学の強く留置を求めてきたが、願いはかなわなかった。
地域の活力減退に懸念が寄せられる中、今後は跡地利用の行方が焦点となる。
常葉大の新キャンパス開校は平成30年4月。富士キャンパスの跡地利用は未定となっている。
富士キャンパス撤退に伴う富士市への余波は2年後に訪れる。市によると、富士キャンパスに通う学生は現在1245人。マンションやアパート、学生寮などを借りて住む一人暮らしの学生は102人に上り、人口流出と地元商業へ確実に影響する。
常葉大富士閉校へ 跡地利用が焦点に
(2016-03-22 18:00)