富岳館高相撲部3年の村松峻志さんが、大相撲入間川部屋への入門を決めた。
入間川親方(元関脇栃司)が30日、中野幸枝校長や市川貴相撲部顧問へのあいさつで同校を訪れたのに合わせて発表した。同校から大相撲入りするのは初めて。村松さんは「稽古に励み、一日でも早く幕内に上がるのが第一の目標」と抱負を語った。
村松さんは大宮小から富士宮二中、富岳館高へと進んだ。相撲を始めたのは小学2年。「わんぱく相撲大会で、自分より小さい相手に負けたのが悔しかった」と、市内の相撲クラブに通うようになった。その後、わんぱく相撲大会で全国大会出場を重ね、中学時代に大相撲入りを強く意識し始めたという。高校では2年の終わりから頭角を現した。今春の全国高校選抜でベスト16入りし、全国高校総体や国民体育大会に出場、各種大会で東海優勝を果たした。
身長173センチ、体重150キロ。重量級の体格を生かした力強い取組が持ち味。以前から村松さんに注目してきたという入間川親方は「特に今年は落ち着いた立ち合いが見られ、自信の表れを感じた。押し相撲、四つ相撲とも得意で多くの可能性を秘めている。良いところを伸ばしていきたい」と話していた。