富士高理数科は25日、「第28回課題研究発表会」を富士市蓼原町のロゼシアターで開いた。
同科に所属する2年生41人が8班に分かれ、4月から取り組んできた実験や検証の成果を発表した。
各班が取り組んだテーマは▽音波の位相差を利用した音速の測定▽食品添加物(亜硝酸)に関する研究▽食虫植物の消化実験▽色▽四つ葉のシロツメクサについて▽情報伝達効率化への道▽オセロの必勝法に関する研究▽ジャイロ効果による、自立二輪走行の式―。
教職員や生徒、保護者らが見守る中、実験や検証の目的や使用した器具、結果や考察、結論や今後の課題など、プロジェクターの画像を交えながら分かりやすく伝えた。
常葉大学社会環境学部の山田建太助教をはじめ、富士高の教職員、生徒らが審査した結果、「音波の位相差を利用した音速の測定」をテーマとした1班(齊藤蔵人さん、金山佳司さん、大内於奈さん、本郷望実さん、塩川愛奈さん)が優秀班に選ばれた。
同科の課題研究は、通常の授業で取り扱わないテーマの実験や検証に取り組むことで、前向きに研究する姿勢を養うことを目的としている。毎年2年生を対象に課題研究の授業に加えて放課後にも研究を行っている
優秀班の1班は、3月7日(土)に静岡市駿河区の静岡科学館る・く・るで開かれる「県理数科課題研究発表会」に同校を代表して出場する。