姉妹都市の米国カリフォルニア州オーシャンサイド市のMira Costa College(ミラコスタ大)理事ミア・スカヴォニ氏が30日、31日の2日間、富士市に滞在した。
富士・オーシャンサイド友好市民の会(清水小波会長)による事業の一環。31日には、清水会長ら同会役員6人とともに富士市役所を訪れ、小長井義正市長と両市の交流に向けた今後の展望について話し合った。
会談では、同大にビジネスや教育などの専門科目があることなどから、富士市からの留学生の受け入れ推進や、同大から富士市の英語教育への人材派遣などといった案が出された。
ミア氏は「ミラコスタ大学は、オーシャンサイド市の中でも富士市と長く交流している唯一の大学。訪問を機に、より積極的に国際交流の重要性を発信していきたい」と話した。
小長井市長は「英語教育への人材派遣などの取り組みは、実現すれば富士市の子供のさまざまな可能性やチャンスにつながる。国際的人材を育てるという視点からも、市や大学との関わりを大切にしていきたい」と期待を込めた。
ミア氏は、このほかにも富士市内で市立博物館や富士市立高、吉原高、常葉大学富士キャンパスなどでの視察を行ったという。