富士市は平成29年度、次世代の新素材として注目されているセルロースナノファイバー(CNF)関連産業の一大集積地を目指し、用途開発の促進に向けた産学連携CNF補助金の対象を拡大するほか、新たにCNFサンプルや使用製品の常設展示などで情報の発信を強化する。市内企業とCNF製造企業などとのマッチングの場を積極的に提供する考え。
実用化に向けた取り組みとして、新たにCNF常設展示コーナーを市庁舎に設置するほか▽先進事例の調査研究▽CNF常設展示コーナーの設置▽CNF研究会の開催▽産学連携CNFチャレンジ補助金▽CNFトライアル事業補助金―を行う。
CNF常設展示コーナーは、市庁舎2階の市民ホールと5階産業政策課の2ヶ所に設置。サンプルとCNFを使用した市販製品などを合わせて展示し、CNFをより身近に感じてもらえるようにする。
産学連携CNFチャレンジ補助金では、中小企業を対象に試験研究機関などとの共同研究・開発に係る経費の一部を補助する。CNFトライアル事業補助金では、実用化に向けた試行に取り組む中小企業に、サンプル購入費の一部補助する。
富士市 CNFの一大集積地へ 補助金や常設展示など情報発信
(2017-03-14 18:00)