富士山観光交流ビューローが運営するＪＲ新富士駅観光案内所を訪れた来富者が平成27年度、３万人を突破したことが分かった。利用の伸びをけん引しているのは、外国人旅行客。利用者数は前年度から１７５７人増加し、初めて９０００人を突破した。

同ビューローによると、２７年度の総利用者数は前年比１４２２人増の３万３３４人。このうち、海外からの来富が締める割合は３０．０％に上り、およそ３人に１人が外国人だった計算になる。

２５年６月の富士山の世界文化遺産登録が、外国人観光客の増加した大きな要因となっている。

国内旅行客はここ数年ほぼ横ばいで推移する一方、外国人は世界遺産登録のタイミングを機に急増。登録前の２４年度（４４５８人）と２７年度を比較すると倍増となり、総利用者に対する割合は１２．６ポイント上昇した。