富士市今泉の荒川製麺工場が、新商品「富士山やきそば」の販売を開始した。
同社は田宿川のほとりに立地し、豊かな富士山の湧水を生かした焼きそば用蒸し麺を製造している。
新商品は「富士宮やきそばにも引けを取らない麺が富士市にもあると知ってほしい。世界文化遺産登録された富士山と同じように日本一の焼きそばに育てたい」(荒川晃治専務)という思いを込めた。
麺、ソース、トッピングのチリメンジャコと天かすが入った3食セット(オープン価格)。
元々、もちもちした食感が売りだった独自の麺を改良し、さらにもちもち感を引き立てた。贈答品としても最適にするため、真空殺菌処理を施して賞味期限を3カ月まで伸ばしている。
特製ソースは昆布エキスがたっぷり入ったしょうゆベース。さっぱりとした味わいに仕上げている。トッピングのチリメンジャコは和風ソースに合わせて選定した。
パッケージデザインは富士山をイメージした三角形、白と青を基調としたカラーで差別化を図っている。富士山をイメージした着物を身にまとった女の子のキャラクターも配置され、今後キャラクター名の募集も行う。
市内では、吉原商店街の東海道表富士で販売しているほか、中央町の御幸屋のメニューに採用されている。今後、スーパーマーケットや土産物販売店などに販路を拡大していく方針という。
荒川製麺 「富士山やきそば」を販売
(2014-04-30 00:00)