約250年ぶりとなる神殿の造営事業を進めている富知六所浅間神社(通称・三日市浅間神社)で21日、上棟祭が行われた。
上棟祭は建築工事の節目の中でも特に重要とされており、伝統にのっとった神事や餅まきなどを行い、神殿の恒久を願った。
神事では参列者が棟木に結ばれた綱を引いた後、工匠が「千歳棟、万歳棟、永永棟」の掛け声とともに棟木を打ち固める儀式を行った。
特設舞台で行われた餅まきでは、多くの参詣者が境内に集まり、太鼓の音に合わせて参列者が勢い良く餅をまいて、上棟祭の慶事を祝福。富士地区鳶工業連合会が威勢の良い纏(まとい)と木遣(きやり)歌の奉納も行われた。