富士市伝法の市立博物館でテーマ展「30年の歩みとこれから展」が開かれている。
昭和56年の開館以来、買い付けた品々や寄贈品など約4万4000点の収蔵品のうち、学芸員が厳選した考古、歴史、芸術工芸、民俗、紙、富士山の分野からなる約60点を展示している。5月17日(日)まで。
博物館は、テーマ展の会期終了後、本館の耐震工事のため約1年間休館する。
考古の分野では今泉小の南西で発掘された古墳前期の舟の一部を紹介。木ノ内義昭館長は「地下約4メートル50センチから、鏡なども一緒に発見された。川や沼で用いられた後、棺として再利用されており、当時としては非常に珍しく、リニューアル後には展示室の正面に飾る予定」と価値を伝えた。