昨年6月に世界文化遺産登録された富士山の登録認定書レプリカが、富士市役所で公開されている。
今年4月に外務省で行われた伝達式で、岸田文雄外務大臣から贈られたもので、縦51センチ、横33センチ。
ユネスコ事務局長イリーナ・ボコバ氏の名で、「世界遺産委員会は『富士山―信仰の対象と芸術の源泉』を世界遺産一覧表に記載した。文化遺産または自然遺産として顕著で普遍的な価値を有し、全人類の利益のために保護を要する遺産であることを証明する」などと英語で表記されている。
認定書の原本は、同省で保管されており、レプリカは静岡、山梨両県と構成資産のある市町に贈られた。富士市は、北部に構成資産である「富士山域」が含まれている。シリアルナンバーの「ナンバー20」も記されている。
市では「当面の間」(企画課)、庁舎2階の市民ロビーで展示することにしている。6月に予定している世界文化遺産登録1周年記念事業でも、認定書の披露を行う見込み。